贈り物で大切なのは「相手の身になる」こと
数か月の間、いつの間にか蹴飛ばしていたお布団の温もりが心地よく。
グッスリ眠れるようになりました。
睡眠第一の私にとって、本当に気持ちよく眠れる秋は最高!
そして、秋の味覚をお贈り下さった方のご好意に甘えて、口福な秋も楽しんでいます。
贈り物って、差し上げるものをどうしようか?と悩んだり、難しさを覚えることはありませんか?
先日、サロンのレッスンで贈り物についてのお話をしました。
その時、お伝えしながら改めて私自身大切だと思ったこと。
「相手の立場、相手の身になって贈り物を選ぶ」
ということです。
決して自分本位ではなく、できる限りお相手の心・目線になること。
立場というと、〇〇会社の部長など、その方の置かれている地位や境遇です。
もちろん、立場から想像することも必要でしょう。
プラス、一歩踏み込んで「お相手の身になる」って実は一番大切にしたいこと。
お贈りするお相手の健康状態だったり、趣味嗜好、家族構成などなど。
例えば、糖尿病でいらっしゃるとしたら?
甘いものではなく、体に優しいものをお贈りしよう、などと想いを巡らせます。
お相手の身になる、とは「お相手の状況を察する」こと。
つまり「お相手を慮る」こと。
何だかハードル上がって大変、と思われるかもしれませんが…。
でも、実はこれって、お相手に興味を持って知りたい!と思えることです。
そう考えると、難しいことではないですね!
贈り物だけではなく、コミュニケーション力に繋がること間違いなし。
このように、あれこれ考え、選ぶ時間も含めて全てが贈り物。
だからこそ、その想いをどのようにお贈りするか?の表現力も大切なのです。
昔から受け継がれた日本の贈り物の作法は、一目でわかる表現力の極意です。
水引や熨斗などの本質を知ると、日本の心の表現力って豊かだなぁ~としみじみ感じるように。
今は、SNS などでも気軽に贈り物ができてしまう時代。
その手軽さで軽やかに、というのも素敵です。
私も利用することも多くあります。
その一方で日本古来の作法に則って、あえてひと手間かけてお贈りする。
自由自在に表現できるように様々な表現法の引き出しを持ち合わせておく。
大人にとって、その様な教養力が魅力の一つ、でもありますね。