ホテルニューグランド・明治神宮等を巡った母の喜寿祝い

重いはずのスーツケースや旅行鞄を手に、弾むような足取りの方々を目にします。
最大10連休の方もいらっしゃるというGW。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

春の新入社員研修月間がひと段落した後、久しぶりに母が上京しました。
喜寿を迎えたのでそのお祝いもかねて、です。
海が大好きな母。
父が健在の頃は、朝から二人で釣りに出かけていましたから。
最近は海に行く機会もないので、海が恋しいかな?
と、独断で横浜のホテルニューグランドを予約しました。
何もしなくても良い日を作りたい、という私のワガママも叶いますし(笑)

妹は宿泊できず残念でしたが…
中華街でランチをしたり、何よりホテルニューグランドと言えば!
元祖プリンアラモードを食べなくっちゃ、と3人でいただきました。

濃厚なプリンとバニラアイスとフルーツの饗宴、と表現しましょうか。
美味しいと美しいを一体にした、おもてなしの逸品。
長い間、どれほど多くの方々を夢中にさせてきたことでしょう。


プリンアラモードを前に、嬉しくってタレ目の母、ますますタレちゃった。

関東大震災直後に建てられたホテルニューグランド。


100年以上の歴史。人々の記憶が堆積しているような。
見えないけれど、積み重ねられた大きなエネルギーに包まれている気がします。

目の前の山下公園のお散歩も最高の気持ちよさ。
バラが咲き始めていて、公園内のガーデニングにも心奪われました。
雨上がりの朝、鳥たちが濡れた翼を乾かしつつ日光浴する姿も。
目に留まるものをあれこれ話ながら歩くのも楽しい。
ホテルのお部屋から眺めていた氷川丸、近くから見上げるとカッコいい!

横浜を離れ、母が大好きな明治神宮へ。
雨が上がった後の木々から、いつにも増してパワーを感じます。

また一緒に参拝できたことに感謝を。

参拝後、お腹が空いて何となく立ち寄ってみた参道脇にある食事処へ。
「私ね、遺影になるような良い写真が無いの。撮って~。」
数枚撮って「これ良いね!」と、写真を妹に送ってみると
「遺影 Yeah!」というスタンプと「いえーい」の返信。
そして「遺影とか言っている人ほど長生きするからね。」と。
妙にツボにハマってしまい笑い転げる母と娘。
隣のフランス人らしきご家族が私達を笑って見守って下さっていました。
(あまりに笑い転げていたので、呆れられていたのかも。)
フランス人ご一家、蕎麦を啜る様子など興味津々だったのでしょうか?
母曰く、食事中にずーっと眺めていらしたようです。
食べる事に集中、だった私は全く気付かずじまい。
啜る姿、新鮮だったかもしれませんね(笑)

テラスで木々を眺めながらのお蕎麦、美味しかったです。
母もしっかり完食。

妹一家のところでも一緒に過ごし、買い物や食事の毎日。
買い物に出かけ、洋服の試着に疲れてめげそうな母を
「試着しないと、あとで後悔するから頑張れ~!」
と姉妹で励ましつつ、無事に購入できてホッ。
ケーキはそれぞれ食べたいケーキを購入。

喜寿祝いのチョコレートプレートはチョコレート好きな甥っ子の口へ。

よく食べ、よく歩き、よく喋り。
元気に秋田へと戻っていきました。
なんと、毎日万歩計は1万越え。
約1万5千歩の日もあり、母からは1キロ体重が減っていたとの報告が!

ダブルラッキーセブンの77歳。
謳歌している姿に安堵と、私たちが勇気を分けてもらったような。
母は偉大なり、です。
天国の父や愛犬のベルやアトムも、笑って眺めていたことでしょう。

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