日常にある「おもてなし」の気付き
お店に入ると「いらっしゃいませ」と笑顔で温かく迎えていただける。
飲食店ではお席につくと、水やお茶とおしぼりを提供下さる。
しかも、夏なら氷入りでキンキンに冷えたお水、そして冷たいおしぼり。
冬なら、おしぼりはアッツアツ。
涼や暖をいただけて、心も緩む瞬間です。
今更ですが、全て無料ですね。
でも、それ相当の経費に手間暇もかかっています。
日本で生まれ育った者にとっては、これはごく普通のこととして受け取っていますが。
実は、これらは全てお店からの温かい〝おもてなし〟。
お客様への心遣いを表して下さっているのです。
最近、多くの外国人旅行客の方々を飲食店でお見かけます。
夏のような陽気の日、お店で冷たいお水とおしぼりに驚いている姿。
「これって、飲んでいいの?どうしたらいいの?」
そのような雰囲気でキョロキョロしている様子に、思わずお節介おばちゃんを発揮。
おしぼりの袋を破って手を拭いて見せ、グラスをもって一口水をゴクリ。
大丈夫よ~というジェスチャー(笑)
どうやら理解いただけたようで、私も一安心。
海外ではサービスに対して、チップが発生します。
なにも見返りなく、お客様への「おもてなし」としてきた日本。
表も裏もなく心からするから「おもてなし」ですもの、ね。
昔から大切にされてきた、日本のおもてなしは今もそこかしこにあります。
当たり前ではなく「ありがとうございます」を忘れずにいたいですね。
この国って素晴らしいな、と少し誇らしくも思います。
写真は代々木公園での1枚。
木々のさざめきと木漏れ日に包まれ、浄化とパワーチャージ。
人の真心と自然のエネルギーに勝るものは無し、です。