後ろ向きで履物を脱いでも良い場所とは?

訪問時の玄関。
時折、靴を脱ぐときに後ろ向きで靴を脱いで上がる方がいらっしゃいます。
靴の向きを変えずに済みますし、一見大変効率的かもしれません。
でも、後ろ向きに脱ぐことは、お相手に背を向けることになるので大変失礼。
正面を向いて脱ぎ、跪座になって靴を揃え、向きを変えるのが正解です。

ただし、この脱ぎ方が正解ではない場所があることをご存じでしょうか?
つまり後ろ向きで履物を脱いでも良い場所です。
ヒントは、どちらのお宅にも施設にも必ずある場所ですよ~。

さて正解は?
お化粧室、つまりトイレです。
えーっ?とか、そうかも!など反応は様々かもしれせんね。
いつもトイレで、皆様どのようにスリッパを脱いでいらっしゃいます?
通常、トイレでは専用のスリッパが準備されていることが多いですね。
(施設などでは靴のままという事もありますが、履き替えが必要な場所を想定して下さい。)

昔、トイレは「厠(かわや)」と呼ばれ、外に作られていました。
家屋の中ではなく、外に作られた理由は「不浄な場所」だから。
その不浄な場所に入るのですから、履物を履き替えるのが当たり前。
ですから、使用後にその履物を脱ぐことを想像してみると?
玄関と同じように履物を揃えなおして向きを変えるというのは…
手に触れてしまうので、清浄ではないのです。
このような理由から、手で触れないように後ろ向きで脱ぐのが正解です。

このことを知ると、訪問先の玄関で後ろ向きに靴を脱ぐのは
「ここはトイレです」
と暗にお家の方に伝えているようなもの?!それは大変です!!
冗談はさておき。
何故なのか?という理由をこころえておけば、おのずと自然に振舞えますね。

小さな頃、秋田の祖父母の家に遊びに行くことがとても楽しみでした。
ただ一つ、苦手だったのが…トイレ。
家屋内にあるものの、とても離れた場所にありまして。
特に夜、トイレに行くのが本当に怖かったんですよ。
嫌で嫌で、ギリギリまで我慢していました。。
妹も怖かったらしく、一緒に行くという…(笑)
でも実は、トイレには金運の神様がいらっしゃるんですよね。
あの頃に知っていたら、少しは違った?と思いつつ。
でも、やっぱり絶対何かが潜んでいた、と今でも思っています。

写真は、久しぶりにウォーキングコースの公園で会えた鷺。
なんと、鷺ちゃんはお食事中でした。
魚を咥えているのがお分かりになりますか?
サギではなく、ホンモノの美しさ。いつも魅入ってしまいます。

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