日本の季節を味わう喜び

今月30日に迎える土用の丑の日をフライングして、先日うな重をいただきました。
私の好物の一つです。
本当に好きなものは、特別な時にいただくからこそ更に美味しい♡

昔、うなぎは「むなぎ」と呼ばれていました。
うなぎの「胸が黄色い」ことに由来しているとか。
本来、土用とは立春・立夏・立秋・立冬直前の18日間を示す言葉です。
どの季節にも属さない、季節の変わり目と言ったところ。
陰陽五行説では季節に色が割り当てられていて、土用の色が実は黄色。
ちなみに、春は青、夏は赤、秋は白、冬は黒。
黄色の土用に、胸が黄色のうなぎを食べるのも何か繋がりを感じます。

この日伺ったのは、銀座の竹葉亭さん。
甘すぎずも濃厚なタレがかかった、ふんわりと口どけるうなぎ。
せっかくなので「う巻き」も頼みました。

だし巻き卵の真ん中に、しっかり存在感あるうなぎ。
久しぶりに味わったう巻き。しばし無言。

海外からの観光客の方も、来店されていました。
きっと様々な情報を駆使して、美味しい日本の食を楽しまれているのでしょう。
せっかくなら、この季節の美味しい食を存分に味わっていただきたいですね!

しかし、最初にうなぎを食べてみようと思った人は偉い!と思うのです。
生のうなぎって、細長くてニョロニョロッとしていて…
ビジュアルとしてはマイナス評価ですけれど。
先人の食への好奇心があったからこそ、今があります。
いつの時代もチャレンジ精神が、新しい世界を開いてくれますね。

最後にワンポイントマナー。
うな重は、右利きの方は左端から右へと食べ進めましょう。
左利きなら、その反対の考えで大丈夫です。
お重を持ち上げてもよいですが、お重に口をつけるのは避けましょう。

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