日本人にとって『祭は最強の愛のエネルギー』

8月。夏真っ盛りです。
今年は日本中で祭りが復活して、賑わいを見せていますね。
実際にその場にいなくても、ニュースなど映像を眺めるだけでも心躍りませんか？
やはり「夏は祭りだ！！」って。

私のふるさと秋田でも、8月3日より「竿灯まつり」が無事にスタート。
皆様ご存じの通り、秋田は先日の豪雨で大きな水害に見舞われました。
中心街の秋田駅前も道路が冠水し、住宅や店舗などの浸水が広く発生。
土砂災害があった地域も。
いままで見慣れてきた風景が変わり果てた姿を映像で眺め、ただただ呆然。
実際に災害にあわれた方々は、どれほど恐怖と不安を抱かれたことでしょう。
現在も復旧作業で想像だにしない大変さがあると存じます。
心からお見舞いを申し上げます。

関係者はじめ秋田の皆様は、祭りが開催されることを念じて、どれほど尽力されたことか…。
きっと無事開催できて、今まで以上の感動と喜びに包まれていらっしゃることと想像します。
お囃子の音。夜空に稲穂を模した提灯が揺れるさまは、まさに「お米の国」秋田の祭。
小さな頃に、ただ楽しく眺めていた竿灯。
こうして時を経て眺めると、何故かこみ上げるものがあります。
それに、本当にすごいな。秋田人の底力って。
映像に見入りながら、これからの世の中の平安を強く念じます。

今回の災害時、東京に住んでいる私にも秋田を心配するお言葉を沢山いただきました。
その心のこもったお言葉は、巡り巡って秋田にも絶対届いています。
いつも思いますが、言葉は言霊。
人のために、皆のために願うことができるって最強の力です。
かの有名なアインシュタインは、亡くなる前に娘に対して
「地球上で一番強いエネルギーを持つのは『愛』である。」
と手紙に書いたとか。
「愛には、何もかも全てを超越する能力がある」と。

と、いうことは。
たくさんの人が感謝や願い、鎮魂、祈りをこめる祭は『最強の愛のエネルギー』
日本に暮らす私たちにとって、いにしえから続く年中行事・伝統行事は大きな心の支えです。
時代が変わり、少々かたちが変わっても、心の本質は変わらないもの。
この夏の祭りで、全国がエネルギーに満ち溢れますように。