春の会席を堪能♡日本料理会食実践レッスン開催しました
先日、日本料理会食実践レッスンを開催いたしました。
計画当初は、ちょうど桜の時期だなぁ~などと期待をしていたのですが…。
3月は思いのほか寒い日が続きましたから、蕾も縮こまってしまいますよね。
さて、レッスン会場は私が大好きな浅草の老舗割烹「一直」様。
観光客で大賑わいの浅草。
少しだけ歩きますが、浅草のあの喧騒が嘘のような閑静な場所にあります。
春に訪れるのは初めて。
春の会席を楽しみにワクワクしながら参りました。
参加者のお一人が「和食のマナーってブラックボックスです。」とおっしゃいました。
西洋のテーブルマナーも奥深いですが、和食のマナーはもっと奥深い。
私自身もそのように感じています。
でも本来、お食事は最大の楽しみ。
形に囚われすぎて、心から楽しめないことほど残念なことはありません。
かといって、いつも勝手気ままに食べても良いという解釈は??
やはり、不快感を与えないという心遣い、つまりマナーは大切にしたいですね。
基本として心得ておきたいことをお伝えしました。
何より、美しい所作には無駄がなくて理に適っています。
そして更に美味しくいただけるのです。ほんの少しのことで違うのですから。
春のお椀は、鮮やかな緑の菜の花と吸い口の柚子、椀だねには立派なあいなめ。
この美しいお椀をポイントをお伝えしつつ、いざ実食。
一瞬、静寂に包まれた後
「おぉ~、なるほど!そういうことですか!」
「このようにいただくと、美しいですし更に美味しいですね!」
と、喜びに溢れ、ご納得のお声が上がりました。
食べ進めながら実践いただくことで、何故そうするのか?を体感いただけます。
「やってみることで深く学べるなぁ、と思います。」
「こういう経験が豊かさを築くこと、でもありますね。」
このように受け止めていただけることこそ、豊かな心でいらっしゃいます。
一仕事終えられたお店のご主人が、お部屋にいらして下さいました。
質問にも丁寧にお答えいただき、なかなか伺えないお話に感激。
贅沢な時間を皆様と共有できました。
なんと、当日がお誕生日の方がいらして、参加者皆様とお祝いの乾杯!
お誕生日という特別な日に参加下さったことに心から感謝いたします。
良い歳になりますように、と心から念じております。
今回も新幹線で駆けつけて参加下さった方もいらっしゃいました。
距離にかかわらず、皆様の行動力には毎回驚かされます。
そして、素直に動ける人は運もつかめる人なのでは?
いつもそのように感じさせていただいております。
個室にさりげなく飾られていたのは、凶弾に倒れた犬養毅の書。
「木堂」とは犬養毅の号。参加者皆様からは感嘆の声。
「2.26でしたっけ?」と話しましたら、ご主人より「5.15ですね。」と。
私の脳みそのポンコツっぷりに失笑。。。
穏やか、かつ大笑いの約3時間。
もしも、レッスンに参加してみたいと思って下さっている方!
是非是非、参加下さいませ。
想像以上にお楽しみいただけると自負しております。
何故なら、参加下さる方が素敵な方ばかりですので。