期待をするな!

尊敬する方より、人との付き合いに「期待をするな」と言われたことがあります。
長年、その真意が解せずにいた自分がいます。
いつも穏やかで、怒っている姿を見たことがないその方からの助言でしたが…
どうしたらそのような心でいられるの?
期待はしてしまうし、するなと言われてもなぁ。
そう思っていました。

でも最近は、このお言葉が何だかちょっぴり腑に落ちるようになりました。
ようやく、ですけれど。
期待を裏切られると怒りを覚えます。
怒りは第2次感情。第1次感情、つまり怒りの前にあるのが期待。
そもそも、期待は勝手に自分が抱くこと、ですよね。
それを相手が違えたからといって、怒りを覚えるのは独り相撲のようなもの。

期待を持たず、お相手の言動を見聞きできたなら。
新鮮、斬新、目から鱗、笑い、面白い。と受け止める余裕が生まれそう。
人は生まれてからずっと積み重ねてきた各々の価値観があり、それはとても大切です。
でも、新しい可能性が広がるきっかけは、身近なところにあるように感じます。
それが人からの言動によることは大きいですから。
共感も大切ですが、一見自分で「反感」を抱くようなことが心に新風を吹き込んでくれる。
そう思えたら、自分の心の体積がググっと広がり、柔らかくなるようで。

と、語ってみましたが、まだまだ私自身もひよっこでして。
自分自身の心の伸びしろも楽しみに(笑)
マナーも、ねばならぬ~と構えるのではなく。
こうした方が、よりよい世界に誘われますよ~という世界です。
決してルールではなく、あくまでも自分自身の生き方。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA