3.一目置かれる返事とお辞儀
返事とお辞儀は、人付き合いに欠かせないことです。
何故返事やお辞儀が必要なのか?どのような返事やお辞儀がよいのか?
今更?と思われるかもしれませんが、大切なことなので再確認してみましょう。
返事は認証の役割と相手へ心を届けること
ここ数年はリモートでの会議が増えて、リアルな対面ではない場合、返事やお辞儀が難しい状況もあります。
でも、画面上からもスピーカーに対しての態度は伝わります。真剣で敬意ある姿勢の方は
返事が届かなくても頷きがあり、座ったままでも丁寧なお辞儀をして下さいます。
やはり「常に意識」すること、相手への敬意を持って臨むことが大切です。
まず、返事とは何でしょうか?
字の通り、相手から投げかけられた事へ返す、ことです。「確かに今、承りました。」という認証の意味もあります。伝わらないと意味がありません。
特に実際に対面して、名前を呼ばれた時や「わかりましたか?」と聞かれた時には、気持ち良く「ハイ」と返事をしましょう。心で言っても相手には伝わりません。
相手の方に体を向けて目を見て「ハイ」です。パソコンに向かって返事していませんか?
返事を気持ちよくされると、された側はとても嬉しいものです。
お辞儀が全てを決める
何か心に淀みがあると、お辞儀まで何だか適当になりがちではないでしょうか。
もし何か面白くないことがあった時や、上手くいかなかった時こそ、お辞儀に感謝の気持ちを込めて丁寧なお辞儀を心がけて下さい。
お辞儀はお相手への敬意そのもの、です。気持ちをしっかり切り替えましょう。
きちんと立ち止まり、足を揃えて背筋を伸ばす。頭を相手に差し出し、しっかりと留める。そしてゆっくりと頭を上げる。一連の動きは腰から頭が一直線だと美しく映ります。
必ず、終えた後も「残心」を大切に。
よく神社の鳥居の前で参拝する方々に出会うと、皆様素晴らしいお辞儀をされています。
鳥居の前と同じ意識で、お相手の方にも向き合ってお辞儀が出来れば、感激されること間違いなしです。
気持ちの良い返事と美しいお辞儀ができることは、それだけでも心を表せるステキな人。
お相手が心を開いて下さるきっかけになるでしょう。