1.心遣いを感じさせる書類の折り方と封筒への入れ方

せっかく書いた手紙や文書をいざお送りしよう!という時。

無造作に折って適当に封筒に入れていませんか?

大切な封書をお届けするために気を付けたい、書類やお手紙の折り方と封筒への入れ方について改めて確認しましょう。

書類の三つ折りの原則

基本的に手紙や文書を折る時には「三つ折り」が基本です。

では、正しい折り方をご紹介しましょう。

例えば、横書きの書類の場合。その場合、例えば「書類送付状」と言った文字が一番上に来るように折ります。下から1/3折り上げ、最後に上から1/3下に折り下げます。

開いた時に、最初に「書類送付状」が一目で確認ができるようにと覚えておくと簡単ですね。

縦書きの手紙等の場合も、やはり下から1/3折り上げ、最後に上から1/3下に折って完了。

やはり、開いた時に最初にある頭語の「拝啓」「謹啓」が上にあることで、お相手が読みやすい配慮でもあるのです。

正しい封筒への入れ方

丁寧に折り畳んだ手紙や書類、封筒に何気なく入れていませんか?

「お相手が読みやすいように・確認しやすいように」と意識をすることで、入れ方にも原理原則が生まれます。

縦型の封筒に入れる際には、封筒の裏面、つまり封をする側を表にします。

そして、三つ折りの紙の書き出し(「拝啓」等)の個所が右上に来るように縦にして入れましょう。

このようにすることで封筒から出しやすく、開くとすぐに読み始められます。

横長封筒の場合でも、封筒裏面を表にして三つ折りの書類を横のまま入れます。

開封し、取り出して書類を上に開けば中を一目で確認できるのです。

迷ったら「書類の上」「手紙の書き出し」がすぐにご覧いただくには?と考えれば、自ずと答えは導き出されます。

細かいな、と思われるかもしれませんが、慣れてしまえば当たり前のことです。

無造作にしがちなことも、心遣いを込めたらその心も一緒に届きます。