100年愛されている湿布薬

半世紀以上生きてくると、体のメンテナンスが必要な時もありますよね。
どちらかと言えば、あまり年齢を気にすることなくノー天気の私。
でもやはり、現実的にはあれれ?と思うことも起こります。

ある日、親友が「これが不思議にいいの。」と教えてくれて興味が湧いた『糾励根』。
「きゅうれいこん」と読みます。
長い付き合いの彼女が勧めてくれたものは、ほとんど長年使い続けているものが多く。
今回も優しい彼女が後日サンプルにと自分のものを分けてくれて、早速使ってみたら、どハマり中。
薬用植物など天然原料の生薬を粉末にしたもので、水で溶いて専用のシートに塗布して患部に貼る。
とにかく、肩こりや腰痛、足の疲れなどをはじめ、神経痛や筋肉痛など広く効きます。
痛みだけではなく風邪などにもバッチリ。
患部に貼ると、少ししてジワジワ温かくなり、ジンジンと熱が伝わってくる。
やけどする?というほど熱さを感じるけれど、それは生薬が入っているサイン。
糾励根を貼ると体が巡る。そんな気がします。
なんと、大正14年生まれ。来年で100年も続く超ロングセラー。
一切宣伝せず今まで愛されてきているそうですから、最強の湿布薬では?

西洋医学にももちろんお世話になっています。
でも、昔ながらの療法、東洋医学やアロマセラピーなど自然の力も信じてきました。
人間の免疫力、自分で治そうとする力は計り知れないパワーがあるに違いない。
それに、人間に必要なものは自然界にあるように感じています。
山の中に入った瞬間、見えないけれど鼻腔を通して感じる空気の心地良さったら。
木々や土壌で育ち放たれた細菌・微生物が体に染み入る、あの不思議な感覚。
体は正直で、必要なものを受け取ると細胞たちも喜んで元気になれるのでしょうか、ね?

夜、お風呂から上がってスキンケアなどを終えた後、糾励根を器に入れ練って、シートに伸ばす。
「よく効いておくれ~♡」と唱えつつ、ネリネリしています。
何度も繰り返しているうちに、シートに塗って伸ばすのも上手になりました。
左官屋さんになった気分で楽しんでいます。

湿布をはがずと、生薬が肌に移るのでうっすら黄色っぽく色が付着しています。
洗えば取れますが、首肩周りに貼った翌日に首元の開いた服をお召の際にはご注意を。
何処かにぶつけて数日たった時のような色です(笑)

疲れや不調と上手に付き合いつつ、明日もより良い自分でありますように。
何故か心地良く使えるものとの出逢いは、安心できる自分に繋がります。
皆様の愛用アイテムは何でしょうか?

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