レディーファーストvs女性の控えた振る舞い?!

先日、あるお集まりの場へテーブルマナーのレッスンに伺いました。
話し方コンサルタントの間宮理恵子さん主催で集われた皆様とのお写真。
皆様の笑顔が嬉しく、何度も眺めております。
以前、レストランでのレッスンに参加下さった間宮さんから「マナーの楽しさを仲間にも体感して欲しい」と、今回ご依頼をいただきました。
ウエディングの司会業などでレストランもお詳しい間宮さんがご準備下さったのは、神楽坂のラトラス様です。
間宮さんは初めましての時から、とってもフランクでエネルギーに満ち溢れた方。TOPのお写真、右手前の方です。
やはりお仲間皆様も朗らかで、空間に皆様のエネルギーがプラスされ良い雰囲気に。
集う方々によってその場所はつくられますものね。
なんと、男性の参加者様がお二人いらっしゃいました。
せっかくの機会ですので、レディーファーストのレクチャーも織り交ぜてみました。
女性陣から「そんな風にされたら嬉しいですね~素敵♡」というお声の多いこと(笑)
そこに男性からも沢山のご質問をいただいたことで、皆様の好奇心に着火!
レディーファーストと日本での女性の控えめな振る舞いの比較など、話題も広がりました。
随分価値観も多様化し、日本の男女の在り方みたいなものも変わりましたね。
でも本来、日本文化は女性は男性より控えるという考えは根強い。
床の間の前では、家長である男性が座るという考え、しかり。
ですから西洋のレディーファーストは古来からの日本文化とは相反しています。
レディーファーストが明治維新後の日本に伝わってから、まだわずか160年ほど。
長い歴史の中で見れば大変浅くて、まだまだこれから。
レディーファーストも素敵ですが、一方で昔ながらの日本の文化も稀有であり貴重だとも思うのです。
それぞれの国で築かれた文化は、そこに秘められた一言では表せない価値があり、どちらが良い悪いと決めつけるものではない、と私は思っています。
(もちろん、性別問わず平等な社会であることは重要です!)
男性優位、女性優位…と一見相反するように見えるけれど、お互いを大切に思っての表現である、と私は受け止めています。
レディーファーストという男性が女性を大切にしている姿は、受ける女性側から男性への敬意や信頼があってこそ成り立ちます。
エスコートを受けて「ありがとう」という気持ちを表情や言葉で表せたら素敵ですね!
一方で日本の男性を立てるという女性の控えめな振る舞いも、実は男性への敬意とさりげなく寛容な女性の真心があるからこそ。
それにそのような女性の優しさを受けている男性は、きっと女性にもお優しくなるでしょう。
ところで、現在の序列の考え方として世界標準は右上位ですが、本来日本は左上位に則った文化。
右・左の違いも、元を辿れば太陽の偉大さに憧れつつも、少し違った見解から生まれたこと。
(いつかブログに綴りたいな、と思っています。)
このように見解が違えど大切にしている点、つまり本質は一緒なのです。
ですから、和洋両方の表現と心の本質を理解し、その場に応じた振舞いを大切にしたいものですね。
引き出しが多い方が柔軟に生きることができますし、結果的には世界も広がります。
レストランは、やはりレディーファーストが絵になる空間です♡
ちょっぴり、余談が長くなってしまいましたが…
マミーさんこと、間宮さんの元に集われた皆様と秋のお料理をいただきながら話題も多岐にわたりました。
それぞれのお考えを話して下さって、皆様で頷いたり質問し合ったり。
同じお料理をいただき、語らうって心が素直になるなぁ、としみじみ。
お写真は全て、マミーさんや参加者の方からいただいたものです。
ありがとうございます!
お店の方と何度もやり取りをしてご準備下さったマミーさんのホスピタリティーに、心から感謝いたします。
「楽しんでいただきたい」というお気持ちと、仲間を大切にされている姿勢。
やはり、何事も想いと行動があってこそ、ですね。