「綺麗」と「美しい」の違いは?
ここ数日、お布団にすっぽり包まれて心地良く感じられるようになりました。
目覚めて、窓を開けると感じる空気の冷たさが何だか気持ちイイ。
大好きな梨の皮を剥いてシャリシャリっ、と。
ひたひたの果汁で体を満たす感覚も秋を感じられて大好き。
今年も酷暑の夏を乗り越え、この時期を迎えられた~と静かに喜んでいます。
唐突ですが「綺麗」と「美しい」の違いって何でしょう?
皆様は、この違いをどのように捉えていらっしゃるでしょうか。
どちらも素敵な言葉であることに違いはありませんし、最高級のお褒めの言葉。
「綺麗」は、表面的なことにフォーカスした美。
「美しい」とは、より内面的に深みを感じる美。
と、私は捉えています。
例えば、お花を例に取り上げてみましょう。
芍薬やダリアを見たら「綺麗」と評することが多いような気がします。
水仙やくちなしの花などには「美しい」と発するのではないでしょうか。
たとえ、メイクが薄くても着飾らなくても、美しい人は美しい。
目を引くものではなく、余韻・記憶に残り続けるものや人は、綺麗より「美しい」のです。
特に、日本には、華道、茶道、書道…多くの「道」があります。
どの道も「綺麗」ではなく「美しい」。そして、簡単に手に入るものではありませんね。
積み重ねられた一つ一つが、その方の心と解け合い築きあげられるのでしょう。
綺麗は作ることができますが、美しさは内に秘められたものでもあるのです。
でも、私たちは欲張りです(笑)綺麗も美しいも大好き。
清潔感などを大切に綺麗にすることを忘れず、美しさを育てられたら最幸ですね。
若い頃の綺麗さには敵わなくなっても、実は美しさは年を重ねて深みを増すことができそう?
そう思うと、ちょっぴり勇気も湧いてきませんか?
「マナーが美しさへ近づく一歩だと思いました。今から少しずつ意識をして習慣化したいです。」
ある受講生の方が語って下さった言葉です。
当サロンでは、秋のマナーレッスン生を募集しております。
小さなサロンでのレッスンですが、丁寧に楽しくをモットーとしております。
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