来て良し、帰って良し♡それでも愛しい甥っ子の夏合宿

ケラケラ笑い、じゃれ合うランドセル姿の男の子たちとすれ違いました。
二学期が始まり、夏の思い出話に花を咲かせているのでしょうか。
子どもたちの明るい声は、まるで街に元気をプレゼントしてくれているみたいで、
つい耳を傾けてしまいます。

「ブログ楽しみにしています。この夏の思い出、ぜひ書いてくださいね」
そんな嬉しいお声を数件いただきました。
長年続けているブログですが、こうして待っていてくださる方の存在はありがたいことです。
タイトル通り、甥っ子との合宿がこの夏の思い出の1つになりました。
その時の模様を綴りますのでお付き合いください。

この夏、実家の秋田(甥っ子たちにとっては「ばあばの家」)へ旅行をしたときのこと。
「みちよちゃん、虎ノ門でやってる“あ展”に行きたいんだよね。一緒に行こうよ!」
そう言われて調べてみると、虎ノ門ヒルズで開催中の「デザインあ展neo」のことでした。

後日、予定を組もうと考えていたら、彼の母親(=私の妹)から連絡が。
「あのー、合宿希望と申しておりますが」

え? 甥っ子が私の家に泊まりたいって?♡
これはなんとかせねば!と、急きょ1泊2日の合宿が整いました。

初めて一人で電車を乗り継いでやってくる2号くん。
数年前、甥っ子1号も同じ経験をしましたが、母親は2号の方がもっと心配らしく。
「不安しかないわ〜、途中で連絡入れようかな」なんて心配していましたが、私は一言。
「大丈夫、放っておこう。いざという時だけの連絡でいいよ。ミスをしたらその時はその時。」

子どもを信じて任せることも、大事な経験ですから。
そんな心配をよそに、彼はしっかり到着。
改札前で伸び上がって私を探し、手を振っている姿に思わず笑みがこぼれました。

「みちよちゃんの手料理、たのしみ〜。お腹ペッコペコだー!」
その一言に、料理を作る私もさらに張り切ってしまいます。

ボロネーゼを頬張りながら「んまい〜。あ、おいしゅうございます」なんて大人ぶったり(笑)
満腹になればソファに転がってスマホ三昧。
制限のないパラダイスに夢中になっているので、私はちょっと工夫を。

「あのさ、宿題。幸せだな〜って思うとき、感謝したくなるときって、どんなとき?」
留守番をお願いするついでに、紙とペンを渡してみたのです。

すると返ってきた答えは――
「生きていること全てだよ。」

真顔で言い切る彼に、私は思わず言葉を失いました。
背も伸び、声も変わり始めた彼の中に、こんな哲学があるなんて。
子どもの無邪気さと、大人顔負けの感性が同居している姿に胸をギュッと掴まれた瞬間でした。

もちろん、まだまだ可愛い一面もたっぷり。
夕食前に「無理やり」お願いしたお手伝い。
最初は渋い顔だったのに、気づけばノリノリ。

キッチンに笑い声があふれました。

フレンチトーストの仕込みもお願いしてみると
「めっちゃ簡単だー!!」って。では、おうちで作ってみてね。

翌朝は一緒に仕込んだフレンチトーストを焼き上げて。

バターたっぷりで焼き上げると、柔らかくトロけるような優しい味になりました。

そしていよいよ「あ展」へ。

最初はよく分からず出かけたものの、大人も夢中になれる展示で大賑わい。


望遠鏡をのぞいたら映るのは自分の瞳。

「さかさまのゴミ捨て」は、みんなが何度も挑戦するも、なかなか入らなくて笑いが起きる。

「わかりました」の文字の配置で響きが変わるインスタレーションでは、
ボタンを押すたびに周りがクスクス。

思わぬ角度から日常を体感する仕掛けに、私もすっかり楽しんでしまいました。

帰り際、ホームで見送るときの彼の一言。
「え? みちよちゃん、途中までついてきてくれないの?」

ここは心を鬼にして、笑顔で手を振りながら別れました。
子どもだから大人だからを抜きにして――
お互いを認め合える、対等な関係でいたいから。

静かになった部屋に戻り、ソファでうたた寝しながら思うのです。
甥っ子は、やっぱり来て良し、帰って良し。
でもやっぱり…もう次が待ち遠しい。

日頃子育てに奮闘する親御さんを、心から尊敬しながらも――
結局、私は“おばバカ”なのでした。

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