2025年もよろしくお願いいたします

2025年が始まりました。
本年も皆様どうぞよろしくお願いいたします。

数年ぶりに、実家の秋田で年越しをして参りました。
帰省前に大掃除をして、全ての観葉植物たちにたっぷり水やりをしながら
「秋田に帰ってくるからね~。お留守番よろしくね。いってきます!」
などと声かけをしました。
以前、出張で数日間家を空けて帰宅すると、クテッと元気がなくなっていた植物が。
水もたっぷり、日当たりも良いのに何故?と不思議だったのですが…
もしかして、私がいなくて寂しかったからなの??
そんな勝手な結論に達してから、いつも出掛ける時には声をかけるようにしています。
「いってきます」
この言葉は「行って参りますが、必ず帰ってきます。」が略された表現だとか。
ご家族に対して、そしてたとえ一人でも、出かける時には大切にしたい言葉ですね。
この一言が、結界を張って護ってくれるように思えます。

飛行機が上空にいる間、魂の故郷へ旅立った祖母を思い出しつつ雲海を眺め、非日常を味わって。
数年ぶりの雪の秋田に降り立ち、澄んでキーンとした空気に「コレコレっ」と懐かしさがこみ上げました。

実家の庭も木々は葉を落とし、銀世界。
SNSから離れ、母が作ってくれた料理を食べて、ちょっぴりお酒を呑んで。
日中はソファーでブランケットに包まって芋虫のように転がり、母と一緒にAmazonプライムで映画三昧。
ストーブの上からは、恒例のアルミホイルで包んださつま芋の焼ける良い匂い。
ほったらかしにしておけば美味しい焼き芋ができるのですから、こんな嬉しいことは無いでしょう?

少しは動かないと!
習慣にしているYou Tubeで「きんに君」の10分間の筋トレ&有酸素運動を(笑)
意外と母がちゃんと動けることに驚きつつも、大笑い。

湯たんぽを入れて、昔の自分の部屋にあるベッドで眠る。
洗濯してくれていた毛布と湯たんぽの温かさが心地よく。ありがたいなぁ。
「前に筑前煮美味しそうに作っていたでしょ?ほら、お正月のブログで見たけど。」
そんな嬉しいことを言われて(きっと、そうでも言わないと動かないと母は思った?)
筑前煮だけは作りました。
母が「美味しいじゃない!うん、美味しい!」と食べてくれてホッ。
自画自賛ですが、美味しくできたんですよ。
なぜなら、素材が良いから。秋田の食材、万歳!

グウタラな、いえ穏やかな時間を過ごし、不思議と心が満タンになった数日間。
このような時間を過ごせる場所、時間、そして母にありがたく、幸せをチャージしました。
特別、何か大きな出来事があったわけではないけれど、しみじみありがたいな。
とっても満たされたのです。
そんな気持ちで迎えられた2025年。
自分の中にある幸せを感じることって大切だな、という原点に改めて気付かされました。

今回見た映画で、役所広司さん主演の「PERFECT DAYS」に感銘を受けたということもあります。
主人公はトイレ清掃員として、同じ時間に目覚めて支度をし、静かに淡々と仕事をする日々。
いつも丁寧な仕事ぶりで、同じような毎日に見えながらも、木々を愛し、木漏れ日に目をやり微笑んで写真を撮り、読書を愛していて。
1日1日を丁寧に積み重ねる姿には知的さも垣間見られ、とても温かく美しい日々に映りました。
ふと「自分と繋がる」ことで心満たされているから、PERFECT DAYSなのでは?
人と比べることなどなく、ただただ自分の中で「今に集中」している。
主人公の寡黙だけれど人に対しての眼差しが優しいのも、満たされた心があるからかな。
そんなことを時間の経過とともに、ジワジワ~と私の心を包んでくれています。
役所広司さんの目の表情が素晴らしかったです。役所さんの人間性と役柄が同化しているのでは?
よろしければ、ご覧になってみて下さい。

結果にとらわれ過ぎず、今を大切に。
巳年、脱皮の時。
重いものは脱ぎ捨て、軽やかに自由に。
皆様にとって、ご自分の幸せを沢山感じられる年になりますように。
ブログをご覧の皆様、いつもありがとうございます。


「なまはげ」は鬼ではなく、実は神様なんです♡

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