可愛い子には旅をさせよ

初めてのおつかい。初めての一人旅。
皆様は覚えていますか?

私の初めての一人旅は、小学校2年生の頃だったと思います。
母方の祖父母の家への電車の旅でした。
国鉄職員さんがカチカチカチカチ…と切符切りを鳴らしている改札を通ったこと。
そんな時代でしたねぇ…。
駅まで送ってくれた母が、私が座った席の向かいの方に「一人旅ですので…」とお願いをしていた姿。
周りの大人が優しく見守ってくれて、先に降りる方が「気をつけてね。」と声をかけて下さったこと。
一人、何だかソワソワして、超ビビッていた(笑)と思うのです。
そんな時に「キャラメル食べる?」と優しいお姉さんがくれて、ホッとしたこと。
私が無事に到着して降りる時に「良かったね、最後まで頑張って。」とエールを送ってくれたこと。
今でも鮮明に覚えています。
今の時代、特に都心部は塾や通学で電車に乗るのが当たり前の小学生も沢山いらっしゃいますね。
ランドセルの方が大きく見える小さな小学生に電車内で出逢うこともあります。
偉いなぁ~と思いながら、ついつい心配で目で追ってしまいます。
あの頃の私も、こうして周りの方に見守られていたのだと感慨深く思ってしまいます。

何時の時代も、初めて一人で乗り物に乗って移動するって、子供にとってはドキドキなはずです。
実は先日、大好きな甥っ子1号(二人兄弟の長男)が初めて一人で電車を乗り継いで遊びに来てくれました。
送り出す親はもちろん、迎える私もドキドキ!!
仕事を終えてから到着時間に駅に迎えに出て、今か今かと待っていると。
呑気に降車客最後にエスカレータで上がってきた彼。
私を見つけてピースサイン(笑)PASMOをタッチし、駆けてきてハイタッチ。

「一緒にカレーを作りたい!」というたっての希望でした。
しょうがないので、辛抱強く傍で手を出さず見守りました。
お母様方、普段忙しい時は手を出したくなりますよね!

ピーラーでジャガイモの皮を剝く時、小指に名誉の負傷を負ってしまいましたが、パットを貼り継続。

玉ねぎをあめ色になるまで炒めるのも、灰汁取りも真剣。私なんかより丁寧な仕事振り。
(お気付きですか?大人用のエプロンがさすがに大きく、首元をゴムで縛るという荒業)
隠し味に家にあったカカオ86%のチョコレートを入れ、コクが加わった美味しいカレーが出来上がりました。
ほぼ彼一人でカレーを完成させました。

食べる時のテーブルセッティング、マットを敷いてスプーンとフォークを並べる姿も超真剣。
一緒に「いただきます」と挨拶して、一口カレーを頬張り
「お、おいし~い!!おいしいね!!」
そう、本当に美味しくできました。初めて一人で作ったカレーの出来に自信を持ったようです。
この日は、緊張と集中でエネルギーを使い果たしたのでしょう…
お風呂から上がり「おやすみなさい」と布団に入って、私が振り返るともう寝ていました。
よっぽど疲れたのでしょうね。

翌朝も、豆腐の味噌汁やおにぎり、大好きなスクランブルエッグなどにチャレンジ。

「めちゃくちゃおいしい!」と完食。
おばちゃんは、洗い物も教えて全部やってもらいました。おかげでラクチン♬
(後で、こっそり水浸しの後を拭きましたけれど)

「今度来るときは、お菓子作り希望。ケーキとかさー。」
ケーキは上級者向けだから、クッキーとかが良いかな?などと思いを巡らせています。
料理の楽しさに目覚めたらしく、先日は家でフレンチトーストにチャレンジしたそう。
着実に料理男子への道を歩み始めたようです。

必ずどんな方にも「はじめて」はありますね。
自信がついたり、失敗してもそこから学びが必ずあって。
大きく貴重な経験になるのは間違いありません。
一人旅に料理作り。初めて2人っきりで過ごした夏の思い出の一コマ。
何だか私、鼻の奥がツーンとしてホロっとしてしまいました。
たまには、こうして小さなサポートをしていきたいな、と思っております。
無邪気に接してくれる時間が続く限りは。

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