経年劣化より経年熟成?!

ある日、暇に任せて鏡を覗き込み、引き気味にしたり鏡に寄ってじっと見つめて、思わずため息。。
あれれ、なんだか増えた?濃くなった?と自問自答している時、
「時間をかけてせっかく現れたシミを、そんなに嫌わなくてもいいじゃないかぁ~。」
生前、父が母に話した言葉がポーンと蘇り、あの時と同じように可笑しくなって大笑い。
鏡に映る私の顔が、その時だけは何故か母親に似ている気がして、一人ウケてしまう。

嫌われ者のシミをここまで肯定する言葉もなかったなと今、改めて思います。
確かにシミやシワの無い肌は美しくて憧れ。
でも、今更そんな無垢な肌を望むのは違う気もします。
歳を重ねて刻まれるシワやポツポツと現れたシミは生きてきた勲章。
革製品なども、キズやシワは奥深い味わいになるものですし。
クリームを擦りこみ磨くと艶が出て、キズやシワも目立たず貫禄が生まれませんか?
新品にはない、何とも言われぬ圧倒的な存在感。
ただ、手入れを怠ると途端にくすんで「みすぼらしく」なるから要注意ですね。

経年劣化の話をしていますが、経年進化?熟成?できていることに目を向けてみたい、と思うのです。
喜びや楽しみなどはもちろん、哀しみや苦しみ辛さなど様々な経験を重ね、
自分らしく過ごしてきた結果が今を作っていることでしょう。
よく、見た目には「生き様」が大きく影響していると言われますね。
シワやシミがあっても、魅力が減る訳では決してありません。
育児や仕事や家事に勤しみ、人それぞれ様々な顔を持っています。
様々な経験を重ねながらTPOに合った振る舞いが養われて、所作の美しさや表情の豊かさに繋がります。
どのような言葉や表現が、相手にも自分にとっても最適か?
楽しんだり時に悩んだり。模索しながら表現することで、人としての奥行きが生まれると思うのです。
こうして容貌にもふるまいにも、その方の心や経験値が現れ、美しさに繋がるのでないか、と。
周りを見渡しても、マナーのレッスンで交流のある皆様からも強く感じることです。
経年劣化に目を向けるよりも経年熟成を楽しみませんか?

写真は、久しぶりにホテルラウンジで昼下がりにワインをいただいて嬉しそうな私。
やっぱり、たまに外でいただくワインは最高ですね!
ワインだって、熟成されたものが良い♡

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