不完全な自分、と認める強さ

先日、ハロウィンっぽいお花を大好きな友人からいただきました。
オレンジや黄色のビタミンカラーで一気に室内が華やぎました!!
なんだか今年のハロウィンは、さすがに今一つ盛り上がりに欠けてましたね。
ここ数年は仮装した状態で電車移動する方もいらして、思わず驚いたり結構楽しませてもらっていたな…
と懐かしく感じたり。
また自由に楽しめる世の中がなんとか戻って欲しいですね。

当サロンのレッスンは現在zoomによるリモートレッスンを行っております。
遠方にお住まいの方と画面越しですがお会いできるのは、文明の利器のおかげです。
(と、ついつい昭和な?!表現になってしまいましたが。)
先日、ある地方にお住まいの受講生からのご感想に心が温かくなりました。

『本来の目的を忘れないように、ビジネスマナーレッスンの復習をしています。
こういう自分時間は大切だな…と。
”マナーは本来相手への思いやりの心を表現する為にあるもの。”
”決して堅苦しいものでは無く、本当は楽しいこと”
このことに大大大共感をし、同じ気持ちがして何だか心が穏やかになり、落ち着きました。
”自分が恥をかかないためにやる””知らないと人からどう思われるか…”という考え方は自分側の問題。
相手を思い遣る気持ちからは程遠く、ずれてしまうと思うのです。
マナーは周りも自分も気持ちよく過ごせるようにあるものと思っています。
自分は不完全な存在と言うことを常日頃から忘れず謙虚な姿勢を保ち、
今後も前向きな気持ちで様々な角度から学びたいです。』
ーお許しをいただき、ご感想の一部抜粋させていただきましたー

まだお若い方でいらっしゃるのにマナーに対する想いが深くて、毎回驚かされています。
レッスン内容を大切に受け止めて下さり、本当に嬉しいです。
お仕事などご多用でいらっしゃるのに「自分時間」を作って復習することを楽しんで下さっています。
「不完全な自分」と自分を不完全と認めるって、謙虚でそして強さがある証拠です。
画面越しにお話していると、とても可愛らしい雰囲気なんです。
でも、とても芯の強い方なんだなぁと感じました。
本来、完全な人なんてどこにもいません。みんな不完全なんですよね。
でも、どこかで自分よりも出来る出来ない等、比較をして優越を付けたり。
いつの間にか自分が優位にいたいという心が勝って、自分の不完全さに目をつぶってしまいがちです。

「みんな違って当たり前。みんな違うから、それが良い。」
昔、尊敬している方からいただいた言葉です。
違いがあるからこそ、これが個性の一つになるし、お互いに補い合って社会は成り立つのでしょう。
時に、マナーを心得ていなくて恥ずかしかった、という経験がある方も沢山いらっしゃると思います。
その場に無礼であったなら素直に詫びることで、相手への心は届きます。
時には顔を覆いたくなるような失敗…今も昔も、思い起こすと私にも沢山あります。
でも、このような経験があった方が、人に対しても優しく温かくいられる気がするのです。
これが後になって、あの時があったからこそ今の自分がある、というような話として語れるから面白いものです(笑)
聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥。いくつになっても、知らないことはもちろん沢山あります。
だからこそ、素直さと謙虚さは失わず、不完全な自分を認めることが大事ですね。

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